パーカー(シヤチハタ) ネームペン・パーカー用ボールペン0.8mm替芯F 黒
老舗ブランドの、信頼性の高いボールペンリフィル
ボールペンと言えば、パーカーとクロスの2社が、以前よりインクの質においてトップブランドとして君臨しており、この2社のボールペンの規格が、事実上の国際規格となっていると言っても過言ではないと思う。
このうち、パーカーは、ボールペンのインクについて、「Quink」と「PenMan」の2つのブランドを有していたのだが、ペンマンブランドは廃盤となり、そしてサンフォード(現在のペーパーメイト)の傘下に入って以降、値上がりがあったくらいで、大きな動きは見せなかった。
が、近年の、低粘度油性ボールペンリフィルの流れに従い、旧Quinkが、QuinkFlowとして、低粘度油性リフィルに入れ替わった。つまり過去のQuinkは廃盤になっている。
さて。
このインクは、一般小売価格が800円と、他のボールペンリフィルからすると、かなり割高になってはいる。なので、国産インクを選びがちになるのではないだろうか。
だが、これは私が調べた上でのことなのだが、実のところ、同じ低粘度リフィルを比較してみると、ランニングコストについては、パーカー社のボールペンが2割ほど安いことが解っている。
そして、このリフィルには、製造されてから3年の長期保証がついている。これは、消耗品でありながら、他社にはない保証内容でもある。
肝心の書き味についてだが、書き出しでつまることもある油性ボールペンの中でも、そのようなトラブルはあまり見られない。もちろんインクも途切れること無くスムーズでもある。
インクの発色そのものは、三菱のジェットストリームと比較すると、やや劣るが、その差は比較しなければ解らないくらいわずかなものでもあった。
購入金額「だけ」を考えると、他社のリフィルに比べ、格段に高いという印象を持たれると思う。
だが、実際のところ、上記に記載したように、パーカーのリフィルは、ランニングコストや信頼性で比較すると、とんでもなく安いのだ。
個人での購入はもちろんのこと、社内の消耗品におけるコスト削減でも、パーカー社のリフィルを選ぶ価値は充分ある。